モバイル決済サービスを手がけるSquareは米国時間8月11日、オンライン予約サービス「Square Appointments」の提供を開始したことを明らかにした。
この予約サービスの対象となるのは、「Square Register」を利用している小規模企業だが、それ以外のユーザーでも同サービスを利用できるという。
Squareは決済サービスの枠を超え、中小規模企業向けにあらゆるツールを提供する企業を目指しており、今回の発表もそうした取り組みの一環だ。かつて革新的な新興企業だった同社が、50億ドルという評価額を維持し、ますます競争が激化する市場で競争力を保つには、このような取り組みが欠かせないというのが大方の意見だ。
Squareによると、「数学の個別指導から美容院まで」幅広い業種の事業者にAppointmentsを試験利用してもらったところ、200社のうち144社が、同サービスによって売り上げを伸ばしたという。
Appointmentsの月額利用料は、個人事業者が30ドル、従業員2〜5名の事業者が50ドル、それ以上の事業者が90ドルとなる。一方、競合するGenbookのオンライン予約サービスでは、個人事業者が20ドル、従業員2〜5名の事業者が40ドル、従業員6名以上の事業者が70ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。