モバイルでのプッシュ通知を年内に開始へ
こうしたビジネスを支えるシステムは、全世界共通のプラットフォームが用いられている。主に米国で作ったものを各国のグルーポンでローカライズして使う形とのことで、日本では数十人の技術チームがローカライズを担当しているという。
「2~3週間のサイクルで事業サイドと協議しつつ計画・開発を進めています。店舗向けのシステムは2012年に構築したものが使われており、顧客属性やアンケート回答などのフィードバックをリアルタイムで反映するようになっています。審査のワークフローなども、もちろんグローバル共通で、そこに国ごとに違う審査や確認項目を取り入れています」(根本氏)
国による顧客ニーズの違いも、全て共通プラットフォームのローカライズで吸収している。例えばエステサロンなどは、日本では3回や5回分をセットにしたクーポンが多いのに対し、米国は1回が多いという。飲食店も、日本では飲み放題サービスが多い。こうしたメニューの設計に、需要の性質の違いが出てくるとのこと。
「モバイルに関しては、持ち歩く端末だけにエンドユーザーと店の場所とのマッチングも技術的に可能なので、アプリのプッシュ通知などて、より効果的な提案をできるようにする方針です。年内の導入を考えています」(根本氏)