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A.T. カーニー「2020年のIT」

カスタム開発減少、アウトソーシング増加、IT部門のスキル不足--2020年の課題と解決策 - (page 4)

A.T.カーニー 戦略ITプラクティス 監訳:東京オフィス プリンシパル 安茂 義洋

2014-08-20 07:00

コラム:シンプル化の利点

 ある広告代理店では、増加するITコストに悩まされてきた。この企業は、過去数年に渡って、顧客の個別ニーズに対応するため、極めて複雑なアプリケーションを構築してきていた。システム開発や、保守・運用は、自社要員で対処されており、事業部とは別のコストセンターとして運営・管理されていた。

 そこでA.T. カーニーは、コスト効率性やシステムの柔軟性を確保するため、アプリケーションの大胆なシンプル化を提案し、その実行を支援した。ひとつのシステム基盤上に共通プラットフォームを構築し、そこに移行することで、60以上のレガシーシステムを削減した。このプロジェクトでは、初期段階より標準化の推進を掲げ、パッケージシステムの選定においても最重要視した。

 選定したパッケージシステムは、アジャイルやウェブベースアーキテクチャといった利点を生かし、ほんの少しのカスタマイズやコンフィグレーションによって、現状および今後予定されていたビジネス要件を全てカバーできた。

 シンプル化や標準化を追求したことで、予期せぬ成果ももたらした。それは、大規模なアウトソーシングが可能になったことである。この企業のIT組織は今後、高度化した開発プロセスや、革新的な広告ソリューションを活用し、ビジネスへの貢献に注力することが可能となる。現在推進中の変革プログラムによって、過去3年平均のITコストを50%削減することが見込まれている。

 次回は3つの変化の残りの2つ、「ITオペレーションのスリム化」と「ITスキルのギャップを埋める」について、詳しく解説する。

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