Oracleは米国時間8月20日、ソーシャルエンタープライズをめぐる争いで勝利を目指すなか、「Oracle Social Cloud」の「Social Relationship Management(SRM)」プラットフォーム内に新たなワークスペースを導入した。同社によると、これは「訴求力のある」新たなユーザーインターフェースを用いてユーザーの生産性を向上させるものだという。
「Social Station」と名付けられたこのワークスペースの目的は、ユーザーがより強力な分析と制御を簡単な操作で行えるようにすることにある。
こういったことは、ドラッグ&ドロップ機能や、ワンクリックでの共有、マルチビューレイアウトを特長とする新たなユーザーエクスペリエンス(UX)を通じて実現される。また、コンテンツや投稿、ネットワーク、ビューをより可視化されたかたちでユーザーにもたらすためにデザインされた「Enhanced Calendar」モジュールも含まれている。
さらに、ユーザーが複数の評価指標と数多くのレポートオプションを組み合わせ、ソーシャルデータのカスタマイズされたビューをリアルタイムで作成できるようにする新たな分析モジュールも搭載されている。

OracleはSRMプラットフォームの大半を、VitrueやCollective Intellect、Involverの買収により獲得したテクノロジで置き換えたうえで、同プラットフォームに対する機能の追加や統合を続けてきている。
Oracleによると、コンテンツキュレーションや、インフルエンサーエンゲージメント、コマンドセンターの構築といった追加モジュールによって、Social Stationの拡張を続けていく計画だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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