富士通マーケティング(FJM)は8月21日、中堅中小企業向けにサーバOS「Windows Server 2003」からの移行を支援するサービス「Windows Server 2003移行応援パック」「Windows Server 2003移行おまかせパック」の提供を開始した。
2015年7月15日にサポートが終了するWindows Server 2003は早めのシステム移行が求められている。今回のサービスは、これまで同社がトータルで提供してきたWindows Server 2003の移行支援をもとに中堅中小企業ユーザーから要望の多い内容をメニュー化したもの。
サービスメニューのうち、「移行応援パック」はデータ移行作業をユーザー企業自身で行うもので、困った時に専門の技術者に相談できる「サポートチケット」がついており、専任のシステム管理者がいない企業でも安心して利用できる。「移行おまかせパック」はFJMの専門技術者が環境を構築し、データを移行するため、サポートチケットは付属しない。
それぞれのパックには、ファイルサーバやメールサーバ、Active Directoryサーバなどの移行対象サーバの用途、移行先としてオンプレミスのほかに、FJMが提供するクラウド「AZCLOUD」に応じたメニューが用意されている。
サービスメニュー一覧(FJM提供)
質問に答えるだけで自社に最適な移行方法などがわかる「移行ナビゲータ」や、サーバ移行に組み合わせて構築するのに最適なオプション「移行プラス(セキュリティ、XP移行)」、技術者に直接相談できる「Windows Server 2003移行相談サービス」など、専任のシステム管理者が不在でもユーザー企業自身で必要なものを簡単に選択できるサービスになっており、負荷軽減と迅速なシステム更新を実現し、将来につながるシステム投資を実現するという。移行応援パックの参考価格は以下の通り。移行おまかせパックは個別見積もりとなっている。
初期費 | 利用料 | |
---|---|---|
AZCLOUD ファイルサーバ版 | 39万2700円~ | 月額4万9800円~ |
AZCLOUD IaaS版 | 114万2700円~ | 月額12万5600円~ |
AZBOX ファイルサーバ版 | 144万700円~ | ― |
Office 365 Exchange Online版 | 215万700円~ | 年額1IDあたり3960円~ |
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