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A.T. カーニー「2020年のIT」

2020年に成功するCIOが知る10の鉄則--A.T. カーニー策定 - (page 2)

A.T.カーニー 戦略ITプラクティス 監訳:東京オフィス プリンシパル 安茂 義洋

2014-08-29 11:00

 一方で、アジア太平洋地域の企業においては、アウトソーシングをサービス品質向上の手段ととらえているようだ。この地域の企業は、難易度の高い複雑なプロジェクトの管理やスピーディなIT導入を目的に、大手ITベンダーにアウトソーシングする傾向にある。

 増加の一途をたどるビジネス要件を満たすため、IT投資を増加することは同時に、ITリスクの高まりにもつながる。アウトソーシングやオフショアリングによって、このリスクを大手ITベンダーに転嫁してしまうことは、多くのCIOが望むところだ。

 事実、64%のCIOがSAPやAccentureといった大手ITベンダーに多額の予算を振り向けることになると予測している。サービスレベルアグリーメント(SLA)を用意し、その中でユーザー企業が望むサービス品質や、コンプライアンス違反が発生した場合のペナルティを定義することで、アウトソーサーをコントロールすることも可能となる。

3. ITスキルのギャップを埋める

 これまでもITとビジネスの双方を理解したエキスパートの必要性は叫ばれていたものの、今後その必要性はさらに高まる。このようなエキスパートは極端に限られており、ITスキルギャップは拡大しつつある。

 このスキルギャップが埋まらない限り、ビジネスの成長は停滞し、市場の変化に迅速に対応することはできない。特にEMEA諸国ではこの問題が最も深刻で、ドイツやフランスではIT分野の知見を持つ要員が大きく欠落している。

 ドイツにおいては、ビジネス感覚を有したIT要員の雇用、育成を推進しない限り、2020年には約6万もの雇用ニーズが満たされない。一方で、米国、カナダ、イギリスにおいては、英語を第二公用語とするインドなどからスキルの高い要員を確保できるため、この問題が大きくならない。

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