Salesforce.comは米国時間8月27日、顧客エンゲージメントの向上を目的とした企業ブランドのコミュニティーサイトのためのプラットフォームを目指し、「Salesforce1 Community Cloud」を発表した。
これは、顧客が集まって新たなコミュニティーを作り出すことで製品の販売促進に結びつくと考える同社の取り組みを製品化したもの。コミュニティーは今まで、顧客サービスやコラボレーションといった機能を有する他の製品の一部として存在していた。
Salesforce.comは、同社のテクノロジ(レピュテーションエンジンやパーソナライズツール、ディスカッションフォーラム、デザインテンプレート)を、10月に利用可能になる予定のCommunity Cloudに組み込む予定だ。価格は1カ月500ドルからで、利用状況に応じたより高レベルなプランも用意される。
Salesforce Communitiesのマーケティング担当バイスプレジデントLisa Hammitt氏は「われわれはコミュニティーが次の戦場であると確信している」と述べている。Deloitte Touche Tohmatsuも前向きに取り組んでいるようであり、コミュニティークラウドに4000名の人材を割り当てている。
コミュニティー分野の強化は、Salesforceのより幅広い目的と結びついている。Salesforce1が以前に発表された時には、モノのインターネット(IoT)が実際には顧客との接点になるという主張があった。Hammit氏は「コミュニティーは顧客との距離を縮めるための機会なのだ」と語っている。
フロントエンドのユーザーが目にする画面のイメージ。
バックエンドではこのようなテンプレートを利用する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。