アドビシステムズは8月26日、最新のデジタルマーケティング戦略に関するプレスセミナー「アドビの提唱する、進化するマーケティングとビジネス効果」を開催した。
プロダクトマーケティングマネージャーを務める前田龍氏は、消費者を取り巻くデジタルな環境として、日本のインターネット利用者数が1億人を突破し普及率が83%になったことや、スマートフォンの所有率が54.7%と半数を超えたこと、タブレット端末の所有率が20.9%と5人に1人となっていることを挙げた。
アドビのプロダクトマーケティングマネージャーである前田龍氏(右)と国和徳之氏(左)
また、日本のEC市場規模は15.9兆円となっており、モバイルアプリ市場は2016年に440億円規模に成長するという予想を挙げた。この状況にある中で、多くの企業が「収益向上」「売り上げ、シェア拡大」「顧客満足度の向上」「ブランド力の向上」を経営課題に挙げており、マーケティングが重要な課題であるとした。
さらに、マーケティング業務の注力エリアに関するアンケートを示し、上位10点のうち5点がデジタルマーケティングに関する施策が占め、企業の関心が高いとした。
消費者を取り巻くデジタルな環境
実際に企業においても、これまで複数の部署により行われていたマーケティング施策が、最近では情報システム部署やウェブマーケティングといったデジタル関連の部署がけん引しているという。デジタルマーケティングを成功させるためには、「人材(People)」「プロセス(Process)」「技術(Product)」の3つのPが重要であると話している。
デジタルマーケティングを成功させるポイント