アドビのプロダクトマーケティングマネージャー、国和徳之氏は三井住友カードへの導入事例を紹介した。一見すると、マガシークよりもデジタルマーケティングとの親和性は低い業種のように見える。
しかし、最近は金融業界でも、ビジネスを成長させるためにデジタルマーケティングに積極的になってきたという。三井住友カードではマーケティングの課題として、顧客ニーズや課題が把握できていない、既存顧客へのカード利用意欲の促進、新規開拓があったとする。
三井住友カードもANALYTICSとTARGETを導入した。ANALYTICSによって訪問者の行動を把握、分析して、「誰が」「何を目的に」来訪しているかを理解するようにした。
これにより会員、非会員を問わず、何回目の訪問か、これまでにどのような情報を参照したかなど、訪問者の属性に応じて最適な情報を掲出する「One to Oneマーケティング」を実現した。またTARGETによってABテストを実施、検証しサイト内の導線をシンプルにするなど、ウェブサイトの改善を続けている。