日清食品ホールディングスはグローバルでの財務管理システムをSaaSに刷新した。キリバ・ジャパンが9月1日に発表した。
日清食品グループは、国内、海外の即席めん事業などの4セグメントからなり、国内関係会社31社、海外関係会社40社、販売及び生産拠点は19カ国に及んでいる。
国内外での事業拡大に対応すべく、国内外での財務システム基盤の構築を進めていた。事業投資や設備投資などの進捗による中長期的な資金需要を把握し、効率的な資金調達、運用のために、グローバルで資金管理できる財務管理の基盤が必要だったという。
検討の結果、資金ポジション管理や資金繰り予測、為替管理、借入や投資管理、時価評価機能など財務部門のニーズに応え、導入コストが低い点を評価し、キリバ・ジャパンのSaaS「キリバ・エンタープライズ」の導入を決めた。
導入により「資金繰り予測精度の向上」「投資の資金ポジションへの影響をシミュレーションする」「財務管理業務の自動化、効率化」などが可能になり、意思決定や施策の実行へのスピードアップを見込んでいるとした。