野村総合研究所(NRI)は9月1日、テキスト解析ソフト「TRUE TELLER テキストマイニング」を、他のシステムと連携できるようにAPI化した「TRUE TELLERテキスト解析API」の提供を開始すると発表した。1コアあたり税別価格50万円で提供する。
上記のAPI機能を利用すると、リアルタイムでのテキストマイニングが可能になる。自社のコールセンターシステムなどの外部システムからテキストデータを自動で取り込む、1件ごとに解析処理を実行して結果を外部システムに自動配信(即時検知)する、GUIのメンテナンス方式で自社で各種の条件を設定できる――といったことが可能になるという。
具体的な利用シーンとして「SNSの情報を元にした、自社システムの障害発見」「コールセンターへの問い合わせ内容を元にした、自社製品の不具合の発見」「営業担当者と顧客の対話音声やメール内容を元にした、コンプライアンス違反の発見」などの例を挙げた。
NRIはテキストマイニングツールが解析に活用されているが、それらの多くは、定期的に自動でバッチ処理で対応する形式が一般的であり、即時検知が難しかったと説明している。
「TRUE TELLERテキスト解析API」の利用イメージ(概要図)