5. SymantecによるVeritas買収(135億ドル)
2005年中頃、セキュリティソフトウェア企業のSymantecがVeritasの買収を完了した。Veritasは主にストレージ管理を手がける企業で、初の商用ジャーナリングファイルシステムを開発したことで知られる。買収によって、SymantecはVeritasの多くの新製品を手に入れただけでなく、VeritasのFortune 500企業顧客リストにもアクセスできるようになった。
6. GoogleによるMotorola Mobility買収(125億ドル)
Googleは2012年、Motorola Mobilityの買収を完了し、ハードウェア企業になる最初の一歩を踏み出した。これは当時Googleにとって、群を抜いて最大規模の買収だったが、同社はハードウェア分野で苦戦を強いられている。Googleは先頃、Motorola Mobilityの一部を29億ドルで手放した。それを受けて、GoogleはそもそもなぜMotorola Mobilityを買収したのかと、多くの人が疑問を呈した。
7. OracleによるPeopleSoft買収(103億ドル)
1年半苦労した後、Oracleは2005年1月にPeopleSoftの買収を完了した。この敵対的な買収は当初、PeopleSoftに拒絶されたが、同社は最終的に合併に合意した。それにより、Oracleは当時、ビジネスソフトウェア分野でSAPに続く2番手の企業になった。
8. HPによるAutonomy買収(103億ドル)
2011年10月、Autonomyの株主の87%が、HPによる102億4000万ドルでの買収に同意した。Autonomyは英国の企業で、同社の製品はケンブリッジ大学で行われた研究に端を発していた。Autonomyの製品の大半はベイズ推定に基づいており、エンタープライズ分野を対象としていた。同社は現在、HP Autonomyとして知られている。
9. MicrosoftによるSkype買収(85億ドル)
2011年、ビデオ通話が急速に普及し、Skypeがそれを先導していた。欧州の規制当局が2011年後半に本件を認可し、MicrosoftによるSkype買収が正式に成立した。Skypeはまず2005年にeBayに買収され、2009年にはSilver Lake Partnersが率いるグループに売却されて、その後、Microsoftの手に渡った。
10. OracleによるSun Microsystems買収(74億ドル)
Oracleがこれまでに行った買収の中でおそらく最も戦略的だったものの1つが、Sun Microsystemsの買収だ。Oracleは、当時苦境に立たされていたSunを現金で買収した。この買収により、Oracleはプログラミング言語「Java」とOS「Solaris」の両方を手に入れた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。