オープンソースのCMS(Contents Management System)でECサイト構築などを手掛けるサイバーウィルは、会員管理とコンテンツ管理を両立したサービスを提供するため、クラウド形式で提供されている情報資産管理基盤とオープンソースのCMS「Drupal」の連携プラグインを開発、会員サイト構築ノウハウをサービス化した。情報資産管理基盤「スパイラル」を提供するパイプドビッツが9月3日に発表した。
スパイラルは、官公庁、金融、サービス、教育機関などが利用する情報資産基盤で、販売促進やCRMにおける顧客情報から、給与明細のような従業員情報まで、ユーザーの重要な情報資産を安全な基盤で管理する。
サイバーウィルが開発したプラグインは、スパイラルとDrupalを連携させるもの。パイプドビッツが2013年11月に発表した、オープンソースのブログ/CMS プラットフォーム「WordPress」とスパイラルの連携用プラグイン「WP Member Login by SPIRAL」を参考に開発し、Drupalとスパイラルを連携した。DrupalのAPIに準拠したほか、サードパーティのモジュールと干渉しないような設計にしたことで、Drupalの豊富なモジュールを組み合わせた拡張もできるという。
今回開発したプラグインによるシステム連携では、個人情報を含む会員情報の管理やログイン認証など高いセキュリティが求められる会員管理はスパイラルが担い、会員限定マイページ内のコンテンツはCMSで管理することで、安全性と利便性とを両立できるとしている。

システム概略