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「3Dデータが動かせるFacebook」--ソリッドワークス、概念設計ツールを日本でも

鈴木恭子

2014-09-08 15:48

 ソリッドワークス・ジャパンは9月5日、「3Dエクスペリエンス プラットフォーム」上で稼働する概念設計(コンセプトデザイン)ツール「SOLIDWORKS Mechanical Conceptual」を日本国内で販売すると発表した。同日から同社代理店を通じて販売している。税別の年次使用参考価格は1ユーザーあたり51万1800円。

 3Dエクスペリエンス プラットフォームとは、オンプレミスのほかにパブリックやプライベートのクラウド上で、3Dモデリング、コンテンツ&シミュレーション、ソーシャル&コラボレーション、インフォメーション&インテリジェンスを担うアプリケーションを稼働させる、同社のプラットフォーム戦略である。今回販売されるMechanical Conceptualは、3Dエクスペリエンス プラットフォーム上で稼働する最初の製品となる。1月に開催されたイベント「SOLIDWORKS World 2014」で発表され、海外では4月から提供されている。

鍛治屋清二氏
ソリッドワークス・ジャパンとダッソー・システムの代表取締役社長を兼務する鍛治屋清二氏

 ソリッドワークス・ジャパンとダッソー・システムの代表取締役社長である鍛治屋清二氏は、「Mechanical Conceptualは、オンラインデータストレージやコラボレーション機能を有する、直感的な3Dモデリング環境だ。リアルタイムでの情報共有が可能なので、ユーザー企業には『巨大な3Dデータが動かせるFacebook』のような感覚で利用してほしい」と訴えた。

 これまでコンセプトデザインは、手書きや2次元CADを使用するのが一般的だった。そして、その後の製品化の段階では、詳細な構想設計図を再度書き起こしていた。しかし、Mechanical Conceptualを利用すれば、コンセプトデザインの段階から3次元データ利用し、設計できるようになる。

大澤美保氏
ソリッドワークス・ジャパン マーケティング部 ユーザーエクスペリエンス シニアマネシャー 大澤美保氏

 ソリッドワークス・ジャパン マーケティング部ユーザーエクスペリエンス シニアマネシャーの大澤美保氏は、Mechanical Conceptualについて「コンセプトデザイン段階から3Dで行うことで、以前よりも50%以上多くのコンセプトデザイン案を比較検討できるようになったとの報告もある」と述べた。

 Mechanical Conceptualには手書き感覚で利用できる「スケッチ機能」が搭載されており、今までと同様の使用感でコンセプトデザインをすることができる。さらに、概念矛盾を発見する検証機能も搭載されているので、コンセプトの段階で検証、調整が可能となっている。

 Mechanical ConceptualはSaaSモデルで提供されるため、複数のアカウントで情報を共有することが特徴だ。例えば、開発者は設計過程で、顧客や自社の営業と設計情報を共有できる。

 「異なる組織間でも情報を共有できるので、受注期間(時間)の大幅な短縮が実現できる。以前はファイルベースでやり取りしていた作業を(クラウド環境での)シングルデータベースを利用することで、シームレスにやり取りできる。特にグローバルで事業を展開している企業に活用してほしい」(鍛冶屋氏)

 日本国内では、約1万6500社の顧客と16万3000の累計出荷ライセンス数を有する。その多くが中堅小規模企業であるという。鍛冶屋氏は、「SaaSモデルで提供されるMechanical Conceptualは、専門のIT部門がなく、サーバメンテナンスコストが負担になるような中堅小規模企業に最適だ。かねてからわれわれは、中堅小規模企業市場に注力しており、今後もその姿勢は変わらない」と語った。

 Mechanical Conceptualには、コラボレーション機能のみを提供する「Collaborative Sharing」も包含されている。「Collaborative Sharing」単体の税別価格は、1ユーザーあたり19万3200円となっている。

Mechanical Conceptualの画面
Mechanical Conceptualの画面(ソリッドワークス提供)

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