Salesforce.comのグループ企業であるベンチャーキャピタルSalesforce Venturesが、「Salesforce1 Platform」を活用するモバイルアプリや、インターネットに接続した製品を新たに作り出す企業を対象として、1億ドルの投資ファンドを設立した。
Salesforce1 Platformは、Salesforce.comにおけるInternet of Things(モノのインターネット)戦略(CRM大手である同社の場合、「Internet of Customers」戦略とも言える)の礎となる。このプラットフォームは2013年11月に開催された同社の年次カンファレンス「Dreamforce 2013」で発表された。
同プラットフォームはSalesforce.comの中核製品である「Sales Cloud」や「Service Cloud」「AppExchange」「ExactTarget Marketing Cloud」を利用する。なおExactTarget Marketing Cloudは、同社がこれまでに実施した買収のなかで最も価値あるものの1つだと評されている。
Salesforce1 Platformを用いることで、企業は個々の顧客の詳細情報を入手できるようになり、その情報を利用してパーソナライズしたコンテンツをあらゆるチャネルや機器を活用して顧客に送り届けられるようになるとされている。このプラットフォームを利用している有名企業としてFacebookやMicrosoftが挙げられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。