松岡功の一言もの申す

デジタルマーケティングを“経営事”にすべし

松岡功 2014年09月11日 12時07分

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 デジタルマーケティングがホットな市場になってきた。必要な機能をクラウドによって統合的に提供しようという動きが、大手ITベンダーの間で活発化している。果たして日本企業のマーケティングにも変革をもたらすことができるか。

アドビ新社長がデジタルマーケティングへの注力を強調

 「マーケティングの世界は今、大きな変革期を迎えている」


記者会見に臨むアドビシステムズ代表取締役社長の佐分利ユージン氏

 アドビシステムズの社長に7月1日付けで就任した佐分利ユージン氏は9月4日、同社が開いた新社長就任記者会見でこう強調した。佐分利氏はマイクロソフトで最高マーケティング責任者(CMO)を務めたこともあるマーケティングのエキスパートでもある。その同氏の言葉だけに説得力がある。

 キーワードは「デジタルマーケティング」だ。文字通り、マーケティングがデジタル化することで、その品質やスピードの速さが格段に向上するとあって、大きな注目を集めている。

 このデジタルマーケティングに向け、必要な機能をクラウドによって統合的に提供しようという動きが、大手ITベンダーの間で活発化している。アドビもその1社で、2012年から「Adobe Marketing Cloud」というサービスを提供している。同サービスの中身は、分析、ソーシャル、広告管理、ターゲティング、エクスペリエンス管理、クロスチャネルキャンペーン管理といった6つの機能からなる。

 ちなみに同社は、2012年にソフトウェア事業からクラウド事業へと大転換を図り、現在ではMarketing Cloudと、従来のクリエイティブなデザインやコンテンツ制作に向けた「Adobe Creative Cloud」の開発・運営を事業の2本柱にしている。

 佐分利氏はMarketing Cloudにおける競合他社に対してのアドバンテージについて、「マーケティング分野とともにクリエイティブ分野もクラウドサービスとして提供しているので、コンテンツ制作からビジネスの最適化までのマーケティングプロセスを包括的に支援することができる。デジタルマーケティングに対してこうしたトータルソリューションを提供できるのは、当社だけだと自負している」と強調した。

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