住友電工情報システムとアシストは9月16日、協業を発表した。住友電工情報システムが開発、販売するウェブアプリケーション構築運用ツール「楽々Framework3」とアシストが取り扱うビジネスルール管理システム(Business Rule Management System:BRMS)「Progress Corticon」を組み合わせたウェブアプリケーション高速開発製品「楽々Framework3+Corticonスタートパック」を共同推進していくという。税別価格は305万円。10月1日から販売する。
楽々Framework3は、部品組み合わせ型のウェブアプリケーション構築運用ツール。業務にそのまま使用できる700もの部品を組み合わせることでアプリケーションを完成させられ、通常のJava開発と比べて5倍以上の高い開発生産性という。
Progress Corticonは、米Progress Softwareが開発し、世界各国500社以上で利用されているというBRMS。ビジネスルールの変更をコーディングレスでシステムに反映でき、開発や変更に費やされる作業時間を90%短縮できるとしている。Progress Softwareの独自アルゴリズムでルール数やデータ処理の複雑さが増しても高性能を実現しているとしている。
住友電工情報システムとアシストの両社は今回、これらを組み合わせて共同で推進する。この製品で高度な業務ロジック、ビジネスルールを含むウェブアプリケーション開発で従来の開発方法に比べ高速開発を可能にし、企業のスピード経営を実現するシステム開発を支援するという。
Progress CorticonのBRMSエンジンと楽々Framework3の部品組み立て型開発、両製品の特長である仕様変更に柔軟に対応できる高い保守性でシステム保守フェーズでもコストを削減できるという。両社では今後、今回のスタートパックを顧客企業へ積極的に展開するとともに、共同でセミナーを開催するなど、マーケティング活動でも協力していくとしている。