元最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏の取締役退任から約1カ月を経て、Microsoftは取締役会の顔ぶれにさらなる変更を加えようとしている。
Microsoftは米国時間9月16日、現取締役のうちAugust CapitalのジェネラルパートナーであるDave Marquardt氏とJPMorgan Chaseの元CEOであるDina Dublon氏の2名が再選を求めない意向だと明らかにした。両氏は2014年12月に開かれるMicrosoftの年次株主総会の終了後に退任する。Dublon氏は2005年から、Marquardt氏は1981年から、Microsoftの取締役を務めてきた。
両氏の後任となるのは、Kraft Foods Group Inc.のエグゼクティブバイスプレジデント兼最高財務責任者(CFO)であるTeri List-Stoll氏と、Visa Inc.のCEOであるCharles W. Scharf氏だ。
2人の新取締役は、2014年10月1日付でMicrosoftの取締役会に加わる予定だ。
さらにMicrosoftは同16日、同社の取締役会が四半期配当金を、前四半期から3セント増の1株あたり31セントとすることを決めたと発表した。この配当金は、2014年11月20日時点で株主名簿に記載されている株主に対し、12月11日に支払われる。
新取締役が加わり、退任する2名が去ると、Microsoftの取締役会は、同社創業者のBill Gates氏、取締役会議長のJohn W. Thompson氏、現CEOのSatya Nadella氏、ValueAct Capital社長で「物言う投資家」のG. Mason Morfit氏を含めた10名で構成されることになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。