レッドハット、モバイルアプリケーションプラットフォームのFeedHenryを買収へ

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-09-19 10:51

 Red Hatは米国時間9月18日、企業向けモバイルアプリケーションプラットフォームを提供するFeedHenryを、約8200万ドルの現金で買収することに合意したと発表した。

 この買収は、Red HatがPlatform as a Service(PaaS)プロバイダとして、企業向けモバイルアプリ開発の地歩を固める上で重要な動きだ。また、スマートフォンの利用が増加傾向にあることを反映している。調査会社IDCはこの分野が前年比で19.3%伸びると予想しており、この傾向は企業にも広がりつつある。

 FeedHenryのクラウドベースのモバイルアプリケーションプラットフォームでは、企業がモバイルアプリケーションを規模に応じてサポートできる。これは、Red Hatがパブリック、プライベートの両クラウド環境でモバイルアプリケーション開発をサポートするために求めていた機能だ。

 FeedHenryは2010年に、アイルランドにあるウォーターフォード工科大学のTelecommunications Software and Systems Groupから起業した。同社は、サーバ向けとクライアント向けモバイルアプリを開発するための、Node.jsに基づくオープンで拡張可能なアーキテクチャを有している。同社のプラットフォームでは、開発者が「Android」、「iOS」、「Windows Phone」、「Blackberry」のネイティブアプリとハイブリッドアプリおよびHTML5アプリやWebアプリを開発できる。さらに、「AirWatch」や「MobileIron」などのデバイス管理ソリューションも統合されている。

 Red Hatは、同社がモバイル開発者やアプリのためのプラットフォームを提供する上で、FeedHenryは「JBoss xPaaS for OpenShift」戦略における重要な追加要素になるとしている。Red Hatはこの戦略を2013年9月に発表していた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]