Cisco Systemsは、Memoir Systemsの買収に合意したと発表した。Memoir Systemsは、カリフォルニア州サンタクララに拠点を置く、メモリ関連の知的財産及びテクノロジのプロバイダーだ。
Ciscoの幹部Hilton Romanski氏は、同社ブログへの米国時間9月18日付けの投稿で、今回の買収によって、同社の従来のスイッチ製品内で使用されている特定用途向け集積回路(ASIC)メモリを「高速で手頃な価格のメモリ」にするうえで大幅な進展が図れるようになると述べている。
またRomanski氏によると、これは同社のASICビジネスが新たな段階に到達する、従って次世代のITニーズに応えられるようになるための一助となるという。
Memoir Systemsは、メモリへのアクセス速度を10倍以上高速化するために利用できるソフトウェアロジックの知的財産をライセンスしている。Ciscoによると、これはデータセンターでしばしば用いられる、より高速なスイッチやルーターを開発するために必要なものだという。
取引の金銭的な条件は明かされていない。買収は2014年内に完了する予定だ。
同社が2014年に企業を買収するのは、MetacloudやAssemblageに続き、今回で5社目。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。