#4:Cloud Save
「Cloud Save」というAPIは、2014年に開催された同社の年次開発者会議「Google I/O」において、Google Cloud Platformの製品管理ディレクターGreg DeMichellie氏によって発表された。Cloud Saveは「ユーザーごとに情報を保存、取得」できるようにする機能である。これによって、クラウドに格納されているデータをデバイス間で同期できるようにもなる。
#5:ホスティング
Google Cloud Platformには、ホスティングオプションとしてPaaSであるApp Engineと、IaaSであるCompute Engineの2種類が用意されている。標準的なApp Engineのホスティング環境では、ユーザーのアプリケーションコード以外のコンポーネントはすべてGoogleによって管理される。
Google Cloud Platformは、App Engineの自動管理機能とCompute Engineの仮想マシンが持つ柔軟性を融和させた、「Managed VM」環境も提供している。この環境はまた、ユーザーのアプリに対してサードパーティーのフレームワークやライブラリを追加する能力も提供している。
#6:Andromeda
Google Cloud Platformのネットワーキング向けツールとサービスはすべて、Googleのネットワーク仮想化スタックである「Andromeda」をベースにしている。フルスタックへのアクセスにより、Googleは利用可能な挿入ポイントや既存のソフトウェアに起因する機能上の妥協をすることなく、エンドツーエンドのソリューションを生み出せるようになる。
Googleのブログ投稿によると「Andromedaは、ネットワークの仮想化というわれわれの取り組みの素地となっているソフトウェア定義ネットワーク(SDN)をベースにしたものであり、仮想ネットワークや、社内ネットワークにおけるパケット処理のプロビジョニングや設定、管理のためのオーケストレーションポイントとなる」という。
#7:コンテナ
コンテナは、アプリ配備の迅速化と、スケーラビリティの向上を支援するという点で、PaaSを必要とする状況において特に有用なものとなる。Google Cloud Platform上の仮想化ソリューションとしてコンテナを管理したいという開発者に向け、Googleは自社のオープンソースコンテナスケジューラ「Kubernetes」を提供している。Kubernetesは、「Docker」コンテナの管理を行うContainer-as-a-Service(CaaS)と考えることができる。