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日本株の買い手は外国人と公的年金か - (page 2)

ZDNet Japan Staff

2014-09-29 11:26

日本株の買い手は外国人と公的年金か

 窪田氏は、これから外国人投資家の買いが続くと予想しているという。外国人投資家から見ると、日本株に出遅れ感があるからだ。

 外国人投資家は、保有するドルを円に転換してから日本株を買う。保有するドルの価値を増やすことが投資の目的だ。したがって彼らにとって重要なのは、ドル建ての日本株リターンだ。日本株が上昇すると価値が上がるが、円安(ドル高)が進むと、価値が減少する。

日経平均とドル建て日経平均比較:2012年11月5日~2014年9月26日


(注)2012年11月5日を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成

 ドル建て日経平均を見ると、外国人から見て、日本株がどう見えているかがよくわかる。外国人投資家は、アベノミクスへの期待から、2013年中に15兆円も日本株を買い越した。その後、ドル建て日経平均はほとんど上がっていない。

 9月以降、日経平均が久々によく上がって高値圏にあると思っている日本人は多いが、外国人投資家はそう感じられない。円安によって価値が目減りしてした分を日経平均上昇でカバーできていないからだ。ドル建て日経平均は相変わらず軟調だ。

 窪田氏は、アメリカ・中東・アジアで、日本株に投資している機関投資家と日本株の見通しについてディスカッションする機会が時々あるとのことで、彼らがいつも気にしていることは、「円安がどこまで進むか」だという。投資した日本株が上がっても円安で目減りすると、利益が上がらないからだ。彼らはいつも「円安にならないと日本株が上がらないならば、日本株はいらない」というとのことだ。

 ところが今、一部の外国人投資家は、ようやく「これ以上円安にならなくても、日本株が上昇する可能性が出てきた」と感じ始めている。「円安になればなるほど日本経済には良い」とは限らないところまで、円安が進んだとの感覚があるからだ。今後、消費増税の影響が薄れて日本の景気が持ち直し、業績予想の上方修正が増えてくる中で、久々に「円安にならない中での日本株の上昇」が実現するのではないかと期待を持ち始めている。

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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