さらにMicrosoftは今後数カ月以内に(筆者の予想では10月末にバルセロナで開催される「TechEd Europe 2014」において)、Windows 10とともに開発を進める新たな「Windows Server」およびシステム管理ツールについても情報を公開する。そして、2015年4月に開催の次回「Build」カンファレンスでは、Windows 10の開発事情についてさらに詳しく明かすと、この日のイベントで同社幹部は予告した。
MicrosoftのOperating Systems Groupを統括するTerry Myerson氏は、9月30日に開催されたイベントの参加者らに対し、MicrosoftがWindows 10の正式版を2015年中旬までにリリースするつもりであることを述べた。
Myerson氏や、MicrosoftのOSエクスペリエンスチームを統括するJoe Belfiore氏が初めてデモを公開した新機能のほとんどは、情報筋らによってこれまでにリークされていたものだった。新しい「Start Menu」、仮想デスクトップ、デスクトップ上のウィンドウ内で実行する「Metro」スタイルアプリはすべて、エンタープライズテクニカルプレビュー版に含まれている。チャームバーは現時点ではまだ、エンタープライズテクニカルプレビュー版に含まれているが、チャームのサポート方法は今後変更される予定であることをBelfiore氏は認めた。
Microsoft幹部は2つの新機能をデモしており、そのひとつである新しい「Snap Assist」は、アプリを並べて「スナップ」することについてユーザーの手助けを目的としている。ユーザーは、Windows 10においてアプリを縦にも横にもスナップできるようになる。新しいタスクビューが、仮想デスクトップ間の切り替えに役立つだろう。
そして、もうひとつの新機能は、Windows 10プレビュー版にはまだ組み込まれていない「Continuum」だ。Continuumは、キーボードの付け外しが可能な2-in-1デバイスのユーザーに対し、異なるモードへの移行をより容易にする。キーボードを外すとタスクバー上に戻るボタンが表示され、より簡単に切り替えができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。