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NFVのオープンソース化プロジェクト「OPNFV」が始動--NTTドコモなど通信関連の40社が参加

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2014-10-01 10:19

 最近では、企業やオープンソースプログラマーがハードウェアの仮想化に力を入れている。その最新の例が、ネットワーク機能を仮想化するNetwork Functions Virtualization(NFV)だろう。

 NFVとは、NAT、ファイアウォール、侵入検知、DNSなどの、ネットワーク機器やサーバで実現されている機能を仮想化するものだ。NFVでは、キャリアのネットワークサービス全体を仮想的に展開し、管理できる水準を目指している。


 このほど、このアイデアを実現するため、AT&T、Cisco、Hewlett-Packard(HP)、NTTドコモ、Telecom Italia、Vodafoneなどの40社近い通信・ネットワーク関連企業が、Linux Foundationと協力して、新たなオープンソースプロジェクトであるOpen Platform for NFV(OPNFV)を開始したことが発表された。その最終的な目標は、キャリアグレードの、統合されたオープンソースNFVリファレンスプラットフォームを作ることだ。

 NFVをサポートしている企業がすべてこの取り組みに参加しているわけではない。例えば、Telefonica SA、BT、Verizonなどは参加していない。

 ただしLinux Foundationによれば、OPNFVは標準を策定せず、NFVの標準化団体であるETSIのIndustry Specification Group(ISG)などと緊密に協力しながら、オープンなNFVリファレンスプラットフォーム構築のために、一貫性のある標準の実装を進めていくという。つまり、OPNFVはESTIと分かれて、独自の方向に進もうとしているわけではない。

 OPNFVが最初に力を入れるのは、できる限り既存のオープンソースコンポーネントを活用しながら、NFVインフラストラクチャ(NFVI)と仮想化インフラ管理(VIM)を構築することだ。Linux FoundationのエグゼクティブディレクターであるJim Zemlin氏は、活用するコンポーネントには、OpenDaylight、OpenStack、Open vSwitch、Linuxカーネルなどが含まれると述べている。

 Zemlin氏によれば、OPNFVはLinuxのディストリビューションと同じように、「上流」のオープンソースプロジェクトとも協力していく予定だ。また、いずれはLinuxのように異なるディストリビューションも登場してくると同氏は考えている。現時点ではプログラマーによるミーティングが始まったばかりであり、このリファレンスアーキテクチャをどこでどうテストするかを決定しなければならない段階だという。

 しかし、テクノロジを専門とする法律事務所であるGesmer Updegroveの共同設立者であり、標準化にも詳しいAndrew Updegrove氏は、これは目指す価値のある目標だと述べている。「キャリアグレードのソフトウェアは、極めて堅牢性が高い必要があるため、スタート時点からこれだけ幅広い利害関係者が協力することは重要だ」(Updegrove氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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