今週の明言

過去との決別を語ったマイクロソフトCEO - (page 2)

松岡功

2014-10-03 14:06

 CEOとしての本格的な手腕を発揮するのはまだまだこれからだが、「Microsoftが変わり始めている」との声が高まりつつあるのは、やはりNadella氏の存在が大きいとあらためて感じた。

「SIにおいて最も効率的なハイブリッド開発プロセスを提供したい」
(NEC 加藤一郎 シニアマネージャー)


NECの加藤一郎 シニアマネージャー

 NECが先頃、システム開発過程においてユーザーインタフェース部分を効率的に開発できる業務システム構築基盤ソフトウェア「SystemDirector Enterprise V8.3」の販売を開始すると発表した。同社SI・サービス技術本部兼ソフトウェア技術統括本部のシニアマネージャーである加藤氏の冒頭の発言は、新製品がシステムインテグレーション(SI)において最も効率的な手法であることを強調したものである。

 新製品は、これまでのNECの開発実績を元にノウハウを標準化し、アジャイル型手法と従来のウォーターフォール型手法を組み合わせたハイブリッド開発プロセスを取り入れたものだ。システム開発における上流工程(要件定義・基本設計)において、システム発注者や利用者と、操作画面・帳票などをその場で確認、合意することが可能で、合意した設計情報から自動でプログラムコードや設計書を生成することができるという。

 ちなみに、アジャイル型手法とは、ビジネス環境の変化に俊敏に適応できるよう、顧客と開発者の協働作業や、迅速で短期の開発作業の繰り返しなどを特徴とする開発手法。またウォーターフォール型手法とは、開発プロセスを明確にし、要求定義、設計、実装、テストの各開発工程を順を追って実施していく開発手法である。

 同社の調査によると、新製品における本番用プログラムコードの自動生成により、従来の開発プロセスと比較してプログラムコード量を最大で65%、設計書についても自動生成により最大で60%の削減を図ることができたとしており、これらによってシステム全体の開発期間を短縮することが可能になるとしている。

 加藤氏は、「これまでにウォーターフォール型と異なる開発手法によるSIをいくつか手掛けてきた中で、最も効率的な組み合わせを実現したが今回の新製品だ」と強調した。同社では新製品を拡販するとともに、自社のSI事業においてパートナー企業とも共同利用していく構えだ。

 今回の新製品は、SI手法の進化を感じさせるものである。同社では今後3年間で1万ライセンスの利用を見込んでいるが、どこまで広がるか注目しておきたい。

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