グーグル、「Physical Web」プロジェクトを発表--URL使用でIoT機器接続を可能に

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2014-10-03 12:52

 Googleは今週、「Physical Web」という名前のプロジェクトを明らかにした。モバイルアプリの代わりにURLを使用することで、さまざまなウェブ対応機器同士を接続する共通の標準を作ることが狙いだ。

「Physical Web」プロジェクトは、ウェブ接続された物がURLを電話やタブレットへと発信できるようにすることで、そのユーザーとのやりとりを可能にする。
「Physical Web」プロジェクトは、ウェブ接続された物がURLを電話やタブレットへと発信できるようにすることで、そのユーザーとのやりとりを可能にする。
提供:Google

 Googleがバス停や自販機を一例として挙げているように、各機器には固有のURLが割り当てられる。このURLは周囲のあらゆるものに向けて発信され、近くにあるスマートフォンやタブレット上に表示される。すると、ユーザーはオープンなウェブを用いて自分の端末からこれらのオブジェクトと通信することが可能になる。バス停用のアプリや自販機用のアプリを別途ダウンロードする必要はない。

 一部の世界有数のテクノロジ企業は、始まったばかりの「Internet of Things(モノのインターネット)」に賭けている。Googleは1月、Nestを32億ドルで買収すると発表した。Nestは、「Nest Learning Thermostat」や煙感知器「Nest Protect」といったスマートホームガジェットの開発元として有名だ。サムスンは8月、スマートホーム機器向けのオープンプラットフォーム「SmartThings」を買収することを発表している。また、Appleも最新モバイルOS「iOS 8」に「HomeKit」を導入したことで、こうした競争に加わった。HomeKitを使えば、ユーザーは「iPhone」や「iPad」上でさまざまな機器を制御することができる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]