SAPジャパンは10月7日、SaaS型のサプライチェーン管理(SCM)システム「SAP Integrated Business Planning」の提供を開始した。サプライチェーンに関するリアルタイム情報にもとづき、統合ビジネスプランをより迅速に策定、調整、実行できるという。
今回のサービスは、「SAP Integrated Business Planning for sales and operations」「SAP Integrated Business Planning for inventory」「SAP Integrated Business Planning for supply」「SAP Supply Chain Control Tower」の4つで構成される。
インメモリデータベース「SAP HANA」と「SAP Cloud」がベースとなっており、エンドトゥエンドな需要と供給のネットワークの中でリアルタイムに情報を分析するとともにアラートを共有することを目的に開発。グローバル化対応機能、最新の最適在庫配備アルゴリズム、サプライチェーンの鳥瞰(ちょうかん)監視機能を通じ、戦略実行計画(Sales and Operation Planning:S&OP)に関して互いに協調して機能するしている
今回のサービスを活用すれば、プランニングの合意と調整を地域や組織を横断して一元化することで意思決定の最適化が促進されるとともに、組織を横断して一元化で意思決定の最適化が促進されるという。
HANAをベースとしていることで、市場の需要変化に迅速に対応するための戦略実行計画の立案、リアルタイムな実績予測の共有、戦略と実行計画の密連携などを実現でき、単一の共通データモデルを通じて、より一貫性のある実行計画を立案できるとしている。