#8:人脈を築き上げる
ITと業務関連の人脈が広がるほど、あなたが提供できるものごとを知る人は増える。個人的な能力を引き上げるのは常に優先課題となるが、キャリアアップにつながる人々にあなたのことを知ってもらうのも重要なのだ。
#9:全員を勝者にする
人は勝者を好む。また、自らが成功しているという感覚を好む。最高のプロジェクトマネージャーやIT幹部が、プロジェクトを機能させる方法だけでなく、人を動かす方法をも知っているのはこの点を熟知しているためだ。その重要な要素がチームワークだ。誰もがプロジェクトの一員であると感じ、そのプロジェクトがうまく機能している場合、プロジェクトチームと、各個人の自尊心に対する見返りは、はかり知れないくらいに大きなものとなるはずだ。
#10:それぞれの仕事でプラスアルファを実践する
筆者がIT業界に足を踏み入れた頃、エンドユーザーの仕様に基づくアプリを作り上げたうえで、ユーザーが喜びそうなちょっとした「おまけ」機能を追加するシニアアプリケーションプログラマーがいたことを覚えている。そういった機能は、ある時は画面のナビゲーションを助けるショートカットであったり、またある時にはユーザーが思いもよらなかった追加機能であったりした。ここで得た教訓は、ずっと筆者の胸に残っている。仕事を請け負った場合、それをやったうえで、ちょっとしたプラスアルファを実現するようにしてほしい。これを実践すれば、顧客満足度は向上し、良い評価を受けるようになるはずだ。
自らのキャリアに責任を持つ
今日の会社はかつてほど人材育成に力を入れていない。会社の四半期業績が目標に届かず、予算削減を余儀なくされた場合、実力者であったとしても急に立場を失う可能性もある。このため、常に自らのキャリアに対して責任を持っておく必要がある。あなたのキャリアが今後どのようなものになっていくのかは分からないし、どの会社に勤めることになるのかさえも分からないはずだ。しかし、身に着けたスキルとノウハウはどこに行っても活用できるのである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。