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松岡功の「今週の明言」

気運が高まってきた基幹業務のクラウド活用

松岡功

2014-10-10 15:24

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、テラスカイの佐藤秀哉 代表取締役社長と、マカフィーの 田中辰夫 取締役 専務執行役の発言を紹介する。

「クラウドでも基幹業務を行う時代になってきた」
(テラスカイ 佐藤秀哉 代表取締役社長)


テラスカイ 代表取締役社長 佐藤秀哉氏

 テラスカイが先頃、「クラウドインテグレーターが手掛けるマネージドサービスプロバイダー(MSP)事業」をテーマに都内でプライベートセミナーを開いた。佐藤氏の冒頭の発言は、そのセミナーのスピーチで、クラウドが基幹業務にも利用されるようになってきたことを強調したものである。

 佐藤氏は「企業におけるパブリッククラウドの利用は当たり前になりつつある」と前置きし、テラスカイの独自調査において、基幹業務システムをクラウドに移行する可能性があると答えた企業の割合が、2012年の71%から2013年には84%に増えたことを紹介。冒頭の発言は、この調査結果が根拠となっている。

 だが、そこで問題になってくるのが、基幹業務システムに求められる万全な運用管理をクラウドでも可能にすることだ。そうしたニーズに対応し、テラスカイが同業のサーバーワークスと共同出資して5月に設立したのが、「スカイ365」という会社である。

 スカイ365の最大の特徴は、Saleforce.com関連サービスを主に手掛けるテラスカイと、Amazon Web Services(AWS)関連サービスを主に手掛けるサーバーワークスの両社の技術的バックグラウンドをもとに、クラウドに特化したMPS事業を推進できることだ。

 スカイ365の社長も兼務する佐藤氏によると、両社による技術サポートのほか、「24時間365日を運用サポートする万全バックアップ体制」「ハイブリッドクラウド環境におけるワンストップ・サポートサービス」「ITサービスマネジメントの国際規格であるITILに準拠した運用プロセスにてサービスを実現」といった特徴を持つ。

 スカイ365が提供する具体的なサービスは、性能監視、障害監視、障害復旧、バックアップ、運用サポートなどからなる。今年9月からサービスを提供しており、すでに数十社の顧客を獲得しているという。

 ちなみに、佐藤氏が率いるテラスカイは2006年の創業以来、クラウドの導入促進を専業として展開。Saleforce.comのコンサルティングパートナーとして、Salesforce CRMなどの導入実績は1500件を超え、2013年からはAWS関連サービスも手掛けている。加えてクラウド連携のための独自サービス「SkyOnDemand」なども展開しており、自らをかつてのシステムインテグレーター(SIer)ならぬクラウドインテグレーター(CIer)と標榜している。

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