Linuxベースの無人航空機を目指す「Dronecode Project」-- Linux Foundationが発表

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-10-14 12:40

 Linux Foundationは、ドイツで開催中のLinuxCon Europeで現地時間10月13日、「Dronecode Project」の設立を発表した。このプロジェクトの目的は、オープンソースによる既存のドローンプロジェクトや資産を、非営利組織の下で統合することだ。最終的には、無人航空機(UAV)向けのLinuxベースのプラットフォームが登場することになる。関係者はこれを「DroneX」と呼ぶかもしれない。

 プロジェクトの設立メンバーには、3D Robotics、Baidu、Box、DroneDeploy、jDrones、Laser Navigation、SkyWard、Squadrone System、Walkera、Yuneecが含まれる。Dronecodeプログラムには、Wiredの元編集長であるChris Anderson氏が設立した3D RoboticsによるUAV向けオートパイロット「APM」も加わる。さらに、オープンソースのオートパイロットプロジェクト「PX4」も統合される予定だ。


AeroVironmentの「Puma」は初の合法的な商用ドローンだが、これから多くのLinuxベースのUAVが後に続くことになるかもしれない。

 既に1200名以上の開発者がDronecodeのプロジェクトに取り組んでいる。このプラットフォームはまた、ドローンを手がける多数の企業に採用されており、Skycatch、DroneDeploy、HobbyKing、Horizon Ag、PrecisionHawk、Agribotics、Walkeraなどがその例だ。

 プロジェクトの技術面はAndrew “Tridge" Tridgell氏が率いている。同氏はArduPilot Megaのリードメンテナーであり、ファイルサーバやプリントサーバの機能を提供するSambaの作者として知られる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]