新日鉄住金ソリューションズは10月21日、4月25日に公表した業績予想を上方修正すると発表した。4~9月期と通期見通しの両方を上方修正する。
売上高について「システム投資の堅調な回復を受け、産業、流通、サービス、金融、社会公共の各分野での受注が好調で、プロジェクトの前倒し実行も進んだ結果、前回公表値に対して連結、個別とも業務ソリューション事業を中心に増加する見込みとなった」とのこと。
利益についても「売上高総利益率が前回公表値に対して改善したことから、売上増と利益率の改善により増益となる見込みとなった。4~9月期の業績修正を反映し、通期の業績見通しについても上方修正した」としている。
同社によると「改善に主に寄与したのはオンプレミス型のシステムインテグレーションの分野。クラウドの影響はあまりなかった」。
クラウド事業については、2012年度に70億円、2013年度が90億円、2014年度は100億円の売上高を予定しており、この数字に変化はないとしている。
見込みを修正した連結業績の詳細は以下の通り。なお、連結対象となるのは、東北NSソリューションズなどの地域子会社、グローバル展開をしている海外の現地法人、日立との合弁会社である日鉄日立システムエンジニアリング、伊藤忠との合弁会社であるエヌシーアイ総合システムなど。