「ebola.com」ドメインが20万ドル相当で売却された。米証券取引委員会(SEC)へ提出された書類によると、ネバダ州のBlue String Venturesから同ドメインを買い受けたのはWeed Growth Fundというロシアの企業。同社は5万ドルを現金で支払い、保有するCannabis Sativaの株式を1万9192株譲渡するという。
The Vergeによると、Blue String Venturesは2008年にebola.comを1万3500ドルで購入したという。またネバダ州に拠点を置くCannabis Sativaは、ニューメキシコ州の知事を2期務めたGary Johnson氏が率いる企業で、世界中でマリファナの合法化が広まる中、同社は娯楽用と医療用のマリファナ製品の販売によって事業拡大を目指しているという。
同記事によると、同ドメインの所有権を獲得したロシア企業のWeed Growth Fundがebola.comを何に使う予定なのかは、明らかでないという。現在のところ、同ウェブサイトは何も変わっておらず、エボラに関する一般的なニュース記事のほか、Amazonアフィリエイトリンクが掲載されている。
The Independentによると、Blue String Venturesは需要の高まりそうなドメイン名を買い、後に高値で販売する企業で、BirdFlu.comとH1N1.comも所有しているという。