EMCは米国時間10月28日、インフラの自動化と、各社のクラウドサービスの同時管理を可能にするハイブリッドクラウドを実現するソリューションバンドル製品をリリースした。
顧客は「EMC Enterprise Hybrid Cloud」と名付けられたこのソリューションバンドルを使用することで、パブリッククラウドサービスやプライベートクラウドサービスを横断してアプリケーションやワークロードを移行できるようになる。EMCのソリューションバンドルは「OpenStack」やMicrosoft製品、VMware製品、「Amazon Web Services」(AWS)とともに動作し、それらをオンプレミスのリソースと統合することもできる。
さらにEMC Enterprise Hybrid Cloudは、VCEの「Vblock」上にも配備できる。なお、EMCとCisco Systemsは22日、VCEがEMCの企業連合傘下に入ることを発表している。EMCによると、顧客は4週間でクラウドの準備と稼働が可能になるという。
ストレージ業界の巨人であるEMCは、アプリケーションのセルフサービス機能や、自動バックアップおよび障害復旧機能、ビッグデータ、ネットワークプロビジョニングといった、同社の統合システム向けのアドオンモジュールも数多く提供している。なお、EMC Enterprise Hybrid Cloudは、仮想マシンの数が500か5000、1万という3つの事前設定で提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。