IBM、「Watson Analytics」をゲノム医療に活用へ

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-10-30 16:41

 IBMの会長であるGinni Rometty氏は米国時間10月29日、Cleveland Clinicが開催した「2014 Medical Innovation Summit」で講演し、コグニティブコンピューティングプラットフォーム「Watson Analytics」の新たな使命について詳しく説明した。病気の原因となる傾向を明らかにしようとしている医師を、Watson Analyticsによって支援するという。

 Lerner Research InstituteのGenomic Medicine Institute(ゲノム医療研究所)の協力の下、Cleveland Clinicの研究者はIBMの「Watson Genomics Analytics」を使ってビッグデータの力を活用し、特定の癌の遺伝子的な徴候の発見に取り組む。それにより、医師は患者のDNAに応じた治療計画を策定することができる。

 ゲノムマッピングには「干し草の山の中から1本の針を見つける」ような難題が付き物だが、IBMによると、Watsonにはそれを克服する独自の能力があるという。医師はゲノム解読から得たデータをおびただしい数の医学雑誌や新しい研究、病歴と関連付けつつ、利用できる最高の処置によって患者の治療に当たる必要がある。

 そこでWatsonの出番だ。Watson Genomics Analyticsアプリケーションは、Watsonのコグニティブシステム、深遠な計算生物学モデル、IBMのパブリッククラウドインフラストラクチャ「SoftLayer」を組み合わせたものだ。

 巨大なデータベースを高速で検索し、新しい患者1人1人の状態を継続的に学習するWatsonによって、研究者と医師は、オーダーメイド医療という選択肢を利用できる患者数が増えることを期待している。

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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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