編集部からのお知らせ
宇宙ビジネスの記事まとめダウンロード
記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

マイクロソフトがLinuxを「大好き」になった理由とは? - (page 2)

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-11-06 06:00

 Microsoftが大好きなのはLinuxだけではない。数十年にわたる抵抗の末、Microsoftは、「Hadoop」や「Docker」コンテナ、Facebookのデータセンタープロジェクト「Open Compute」といった、多種多様なオープンソースプログラムをサポートしている。実際のところ、Microsoftは、「.Net」の一部など、独自のテクノロジのオープンソース化を進めてさえいる。

 もちろんMicrosoftは、Linuxから直接利益をあげてもいる。同社の「Android」関連特許は、疑わしいところがあるかもしれないが、そこからの利益は依然として「Windows Phone」からの利益より10億ドルも多い。

 注意深く見ていたら、Microsoftがその「アンチLinux」の態度を、数年前から変え始めていたことが分かっただろう。

 2008年に、当時Microsoftのプラットフォームテクノロジ戦略部門とオープンソースソフトウェアラボのディレクターだったSam Ramji氏は、「Microsoftのオープンソース戦略は、さまざまなものからなる現在のテクノロジの世界で、顧客やパートナーの成功を支援することに注力している」と述べた。


2008年、Microsoftはオープンソースソフトウェアとの親和を始めつつあった。

 Microsoftは大口をたたいているだけだと思った人もいたかもしれない。すると、Microsoftはオープンソース開発について単に語るだけでなく、実行するのだということを示し始めたのだ。

 2011年までに、MicrosoftはLinuxカーネルへのコード寄贈者として第5位になっていた。Microsoftは何をしていたのだろうか。Linuxが、Microsoftの仮想化システム「Hyper-V」ときちんと連携するようにしていたのである。Hyper-VはAzureの中心になっている。

 これで分かるように、Microsoftが強い関心を持っているのは、Linuxやオープンソースそれ自体ではない。2014年の世界が、従来のデスクトップとアプリケーションからなるコンピュータのパラダイムを離れて、デバイスとクラウドサービスによるアプローチへと進んでいるという点だ。Microsoftは前者を支配していた。しかし、後者の世界で競争者であり続けるためには、Microsoftは、自分たちが他の人々と協力し、仲良くやっていかなければならないことに気づいたのだ。そう、その相手がたとえLinuxだとしても。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    MITスローン編著、経営層向けガイド「AIと機械学習の重要性」日本語版

  2. クラウドコンピューティング

    AWS提供! 機械学習でビジネスの成功を掴むためのエグゼクティブ向けプレイブック

  3. クラウドコンピューティング

    DX実現の鍵は「深層学習を用いたアプリ開発の高度化」 最適な導入アプローチをIDCが提言

  4. セキュリティ

    ランサムウェアを阻止するための10のベストプラクティス、エンドポイント保護編

  5. セキュリティ

    テレワークで急増、リモートデスクトップ経由のサイバー脅威、実態と対策とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]