MicrosoftとクラウドストレージベンダーのDropboxが提携した。ユーザーは「Office」アプリから直接「Dropbox」にアクセスしたり、DropboxアプリからOfficeファイルを編集したりできるようになる。
Dropboxは米国時間11月4日、同社ブログ投稿でこの提携内容について説明し、「Dropboxは、350億を超えるOfficeドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションの拠点である」と述べた。

このブログ投稿によると、今回の新機能は、「iOS」および「Android」上のすべてのDropboxユーザーを対象に「今後数週間のうちに」提供開始されるという(更新情報:Microsoftのブログ投稿では、iOSおよびAndroid向けOfficeに対する「次期アップデート」で提供するとしている)。
「Dropbox for Business」のユーザーにもこの機能が提供される予定。Dropboxの別のブログ投稿によると、「『Office 365』のライセンスを保有するDropbox for Businessユーザーは、これらの新機能をまもなく活用できるようになる予定」だという(更新情報:Microsoftのブログ投稿によると、「まもなく」とは「2015年前半」を意味しているという)。
Dropboxは2015年、Dropboxウェブサイトと「Office Online」の間の連携を追加する。また、「Windows Phone」および「Windows」搭載タブレットのユーザーを対象に新しいDropboxアプリを「今後数カ月のうちに」提供する予定だとブログ投稿には記されている。
両社製品のユーザーに提供される予定の機能は以下のとおり。
- DropboxモバイルアプリからのOfficeファイルの編集と、複数の端末間における変更の同期。自宅で作成したファイルを移動時に完成させることが可能で、編集内容はすべて自動的にDropboxに保存される。
- OfficeアプリからのDropboxファイルへのアクセスと、Dropboxへの新しいファイルの保存。Officeアプリを離れることなくドキュメントの同期が可能。
- OfficeからのDropboxリンクの共有。Dropboxリンクを送信することによって、ドキュメントの共有が可能。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。