#8:クラウドを日用品的なサービスと考えてはいけない
クラウドは自社の事業運営や、デスクトップコンピューティングのような管理的機能における支出を節約できる日用品的なサービスだと捉えている企業があまりにも多く見受けられる。クラウドでは、特にSaaSプロバイダーと契約する場合、自社内では答えを見つられない、戦略上のあるいは運用上の疑問に答えられる人材を見つけ出すことも重要となるのだ。
#9:モバイル性を追求する
ビジネスの世界ではモバイル化が進んでいるため、モバイル機器と連携できるクラウドサービスを追求するようにしてほしい。クラウドのプロバイダーは、モバイルアプリやモバイル機器へのアクセスを提供するだけでなく、モバイル機器を用いた運用につきものとも言えるセキュリティに関する懸念を解消できる強力なセキュリティ及びデータ共有の標準を用意しているべきだ。クラウドプロバイダーのセキュリティ保護とデータ保護の手段を適切なものにするうえで、IT部門は手助けすることができるはずだ。
#10:クラウドプロバイダーに将来の計画を尋ねる
長期にわたってクラウドプロバイダーとのパートナー関係を維持していこうというのであれば、そのクラウドプロバイダーが提供している製品やサービスをどのように発展させていこうとしているのかについても知っておいた方がよい。プロバイダーの計画が自社の計画と合致しているのであれば、長期にわたって生産的な関係を築き上げられる見込みも増すはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。