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マイクロソフト、企業にユーザー単位のライセンスを提供へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2014-11-05 11:32

 Microsoftは企業顧客を対象に、「Windows 7」と「Windows 8 Enterprise」のライセンスを、従来のデバイス単位ではなくユーザー単位で提供することになった。「Enterprise Cloud Suite(ECS)」と名付けられた新しいボリュームライセンスには、「Office 365 Enterprise E3」、「Enterprise Mobility Suite」、そして新しいユーザー単位のWindowsソフトウェアアシュアランスが含まれており、ボリュームライセンスの顧客に米国時間12月1日から提供される予定。

 ECSの目玉は、新しいユーザー単位のWindowsライセンスだ。ボリュームライセンスの顧客はこのオプションを利用することで、デバイス単位のライセンスを「ユーザー単位」に移行できる。これにより、ユーザーはあらゆるデバイスで仮想デスクトップインフラストラクチャ(VDI)にアクセスできるとともに、Windows 7やWindows 8 Enterpriseを複数のデバイスにインストールできるようになる。Directions on MicrosoftのRob Horwitz氏によると、この新しいライセンスは既存のデバイス単位のライセンスを置き換えるものではなく、その上位に追加される形になるという。

 Forrester Researchはこの新しいユーザー単位のライセンスについて、「顧客にとって重大かつ喜ばしいニュースだ」と評している。同社のDuncan Jones氏は今回のライセンス改訂に関するブログ記事の中で、「これはMicrosoftが、Appleや『Android』などの非Windowsデバイスを含むBYOD(個人所有デバイスの活用)に対する姿勢を大きく転換させたことを意味している」と述べている。

 MicrosoftはECSのファクトシートの中で、「新しいユーザー単位のWindowsソフトウェアアシュアランスはユーザーの全デバイスに適用され、それには『iOS』やAndroid OSのデバイスも含まれる。ライセンスの資格を満たすOSは、ユーザーがメインで使用するPCでのみ実行されていればよい」と説明している。

 前出のHorwitz氏によると、現行のVDIライセンスは顧客がライセンス条件を完全に満たすのが困難なほど複雑だが、新しいユーザー単位のライセンスによってライセンス管理が整理され、状況の改善が期待されるという。

 Horwitz氏の説明によれば、従来のEnterprise Agreementでは、顧客は社内の該当する全デバイスや全ユーザーに対して、サーバ製品用のクライアントアクセスライセンス、「Office」スイート、そして「Windows Enterprise Upgrades」の3コンポーネントを購入する必要があった。しかしユーザー単位のライセンスが導入されると、顧客はこれらの3コンポーネントをユーザー単位で購入できるため、異種混在環境のデバイス数の計算が不要になり、ライセンス管理の複雑性が大幅に改善される可能性があるという。

 ただしHorwitz氏は、Microsoftがまだ具体的な価格体系や移行方法に言及していないので、この新しいライセンスの導入によって顧客がライセンス費用を削減できるかどうか現時点では分からないとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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