経済産業省は11月7日、一般社団法人リンクデータとともに、オープンデータを活用したビジネスのマッチングサイト「Knowledge Connector」(ベータ版)を公開した。オープン データを活用したハッカソンやアイデアソンなどのイベント成果を集約、検索できるようにし、アイディアやアプリを創出した人材とビジネスパートナーとのマッチングを支援する。
過去に実施されたイベントなどで創出されたアイデアやアプリの情報を登録、検索する機能により、イベント開催日以降のプロジェクトの継続や議論の積み上げを促進する。
利用者登録/コンタクト機能では、アプリやアイデアを創出した人物や、アプリ開発支援者、投資家などの利用者のプロフィールなどを登録、利用者同士でのコンタクトを可能にし、人材のマッチングを図る。
これ以外にも国内外の取り組み、成功事例を紹介する機能や、オープンデータ関連のビジネスを支援する政策、補助金の情報を提供する機能などがある。
経産省はツール開発の背景として、オープンデータのイベントの成果が集約されていないため、議論が毎回ゼロからスタートする場合もあり、継続的なアイデア出しやアプリ作成が難しい状態にあったと指摘。創出されたアイデアやアプリがビジネスとして成立する段階には至っておらず、アイデアやアプリを創出した人材とビジネス化を支援する人材とのマッチングが求められていると説明している。

Knowledge Connector ベータ版