Dell EMC World

マイケル・デル氏が戦略成功をアピール--非公開企業となって1年 - (page 4)

末岡洋子

2014-11-11 07:30

 最後に触れたのがクラウドだ。クラウド戦略では、1)プライベートクラウド、2)複数のクラウドの管理、3)クラウドサービスの提供の3つのレイヤを持つ。ここでの強みは選択肢だとする。「顧客は自社のニーズに合わせたクラウドソリューションを選択できる」とDell氏。

 1つ目は、コンバージドインフラによりプライベートクラウドの構築を支援するもので、先に提携を発表したMicrosoftやVMware、Red Hatなどの主要な技術をサポートする。Microsoftとの提携では、Azure、Windows Server、System Centerなどで構成される「Microsoft Cloud Platform System」とDellのストレージなどのハードウェアを組み合わせ、データセンター内にプライベートクラウドを構築できる。

 VMwareのコンバージドインフラ「EVORail」は、Dellのハイパーコンバージドインフラを利用しており、VDI、プライベートクラウド、汎用のワークロードを仮想化環境で動かすことができるという。

 2つ目は、パブリッククラウドとプライベートクラウドなど複数のクラウドを管理するもので、現在20種類以上のクラウドをサポートするという。顧客はさまざまなクラウドを「Dell Cloud Manager」「Dell Boomi」などのDellのソフトウェアを利用して管理できる。Amazon Web Services、Windows Azure、Google、Joyent、CenturyLinkなどのパブリッククラウド事業者と提携している。

 Dellは会期中「Dell Cloud Marketplace」をパブリックベータとして公開した。パートナーとベンダーを集めたマーケットプレイスで、IT事業部が簡単にクラウドサービスを提供できるという。

 これらを紹介した後、「非公開企業となり、われわれは束縛から解放され、勇敢な決断ができるようになった」とDell氏は語る。「顧客の成功に正面からフォーカスできるようになった」と株式非公開化が戦略としてうまくいっていることを示した。

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