弥生は11月13日、同社がオリックスグループ傘下に入ることを発表した。オリックスは年内をめどに弥生の発行済み株式の99.9%を取得する。経営方針に変化はなく、岡本浩一郎氏が代表取締役社長を担う。
オリックスは、弥生を獲得する意義として、弥生が提供する製品などの継続率が高いことでストック収入8割という「安定的な収益基盤」を挙げた。現在中堅から大企業の顧客を抱えるオリックスが、小規模企業へのビジネス展開の足がかりにする「新たな顧客基盤の獲得」、これに伴う「サービスメニューの拡充」も挙げた。
今後は弥生のサービスやITにおける専門性に、オリックスが有する金融やサービスのノウハウを組み合わせ、小規模事業者にさらなる価値を提供するとした。
サービスメニューを拡充