WindowsからLinux/Dockerを直接管理できるコマンドラインインターフェース発表

CNET Japan Staff

2014-11-20 10:40

 MicrosoftのAzureチームは米国時間11月18日、「Docker」との連携を一歩進め、Linuxホスト上のDockerコンテナを「Windows」マシンから直接管理できるようにしたと発表した。

 これにより、Linuxホストで動くDockerクライアントにWindowsマシンから直接アクセスして管理できるようになる。これまでLinuxベースのクライアントコマンドラインインターフェース(CLI)を利用してDockerコンテナ実装を管理したり、boot2dockerを利用してWindowsクライアントマシンで仮想化された実装環境を設定できたが、Windows CLIを利用してWindowsクライアントからDockerホストを直接設定、管理できる。

 MicrosoftとDockerとの関係は2014年6月にさかのぼる。当時MicrosoftはLinux仮想マシン上でDockerコンテナのサポートを追加し、Azureクラウド内でDocker化されたLinuxアプリケーションを利用できるようにした。その後10月15日、Dockerコンテナを開発するDockerとの提携を発表し、次期「Windows Server」で直接Dockerをサポートすることを発表した。この提携の下でDocker Engine for Windows Serverの開発、AzureでのDocker Open Orchestration APIのサポート、Azure GalleryおよびPortalでのDocker Hubイメージを統合するなどの計画も明らかにしていた。10月の提携発表以来、Azure上のLinux仮想マシンでのDockerホストの設定を可能にするPortalでのAzure拡張のサポートなどの機能を加えたとしている。

 Microsoftはまた、Docker HubでASP.NET向けDockerイメージを公開したことも発表した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]