Salesforceが米国時間11月19日、第3四半期決算(10月31日締め)を発表した。売上高は13億8000万ドル、純損失は3890万ドル(1株当たり6セント)だった。非GAAPベースの利益は14セントだった。
金融アナリストらは同四半期の売上高が13億ドル7000万ドル、非GAAPベースの利益が13セントになるとみていた。
最高経営責任者(CEO)のMarc Benioff氏は決算報告の電話会議で、クラウド分析プラットフォーム「Wave」の立ち上がりの良さに言及した。
「クラウドアナリティクスのWaveは、われわれの技術製品部門の仕事の中でも驚くべき取り組みだ。Salesforceの中で、こんなにも早い立ち上がりをみせた製品を知らない。顧客の関心や興奮がここまで呼び起こされるのを見たことがない。たった1カ月前にローンチしたばかりのプロダクトなのに、EMC、Verizon、General Electricなどの大手顧客が契約してくれている」(Benioff氏)
今四半期の見通しについて、同社は売上高が14億3600万~14億4100万ドル、非GAAP利益が1株当たり13~14セントと見ている。金融アナリストは売上高が14億5000万ドル、非GAAP利益が1株当たり14セントと予測していた。
Salesforceによる2015年度通期の予想は、売上高が前年度比32%増の53億6000万~53億7000万ドル、非GAAP利益が51~52セント。金融アナリストらは売上高53億7000万ドル、利益が51セントと期待していた。
また2016年度について同社は売上高が2015年度より20~21%増えて64億5000万~65億ドルになると予想している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。