中国、そして「おそらくは(その他の)1〜2カ国」は、米国の重要なコンピュータネットワークを停止させ、国内の電力網や水道網、航空管制システム、金融サービスを機能停止に追い込める可能性があるという。
米国家安全保障局(NSA)の長官を務めるMichael Rogers氏は、米国時間11月20日に開催された米下院情報委員会で、ハッカーらがネットワークの機能を調査するための「偵察活動」を実行していたと証言した。
Reutersの書き起こした証言によると、同氏は「われわれが懸念しているのはこうしたアクセスだ。こういった能力が(システムの)機能を停止させるために国家や組織、個人によって利用される可能性がある」と述べた。
同氏はそのような能力を持つ国の1つとして中国を挙げたものの、それ以外の国がどこかについては、機密情報であるとして明らかにすることを拒んだ。
Edward Snowden氏の機密情報漏えいが明るみに出た数カ月後にKeith Alexander氏の後を引き継ぎNSAの長官となったRogers氏は、こういった攻撃が「あるかどうかではなく、いつ起こるかという問題だ」と述べた。
NSA長官のMichael Rogers氏
提供:C-SPAN live stream
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。