
Titan
米国で最速のスーパーコンピュータである「Titan」は、オークリッジ国立研究所に設置されている。同研究所は、米国が第二次世界大戦で初の原子爆弾の原料を開発した場所だ。
Crayが開発したTitanは、AMDの2.2GHz「Opteron 6274 16C」プロセッサを使って、17.6ペタフロップスを記録した。この演算速度は天河2号に遠く及ばないかもしれないが、Titanは天河2号の半分の電力とわずか5分の1のコア数でそれを実現している。要するに、Titanは最速ではないとしても、より少ないリソースでより多くを実行できるということだ。
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