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今週の日本株見通し--目先は1万7000円台のもみ合いに

ZDNet Japan Staff

2014-11-25 11:41

 先週の日経平均は、週初の7~9月GDPが前期比年率1.6%減と、ネガティブ・サプライズであったことを嫌気し517円下げたが、週後半は反発した。その結果、1週間では、133円(0.8%)安に留まった。1万7000円台の値固めが進むと考えているという、楽天証券経済研究所のチーフ・ストラテジスト、窪田真之氏の分析を紹介する。

 東京市場が先週末に引けて以降のNYダウの動きは、11月21日が91ドル高の1万7810ドル、11月24日(月)が7ドル高の1万7817ドルだった。

(1) 先週週足は、長い下ヒゲ


日経平均週足:10月第1週~11月第3週

 週(11月第3週)の日経平均週足は下に長いヒゲを出した。一時、1万7000円を割ったが、その直後に急反発したことから、下値の堅さを確認した形になった。ただし、短期的な相場の過熱感は払拭されていない。

(2) 10月以降の景気回復を織り込み始めている?

 今、起こっていることを、どう解釈したらいいか。 もう少し、長いトレンドで今起こっていることを考えてみよう。アベノミクス開始後の日経平均を、改めて振り返る。


日経平均週足: 2013年1月第1週 ~ 2014年11月第3週

 アベノミクス開始後の2年で、上のチャートに示した1~7までの上昇下降があった。 これを、日本の景気だけに焦点をしぼって解釈すると、以下となる。

  1. 景気回復を好感して急騰
  2. 上昇ピッチが速すぎたのでスピード調整
  3. さらなる景気拡大期待から上昇
  4. 消費増税後の景気失速を織り込んで下落
  5. 7月以降の景気回復を見込んで自律反発
  6. 景気低迷が長引いていることがわかり、急落
  7. 10月以降の景気回復期待から急騰

 10月前半の急落の直後、10月後半から11月にかけてV字急反発した要因は何か。直接のきっかけは円安だが、それだけではなく、10月以降の景気回復を織り込み始めていると考えている。円安・米景気好調・原油価格急落・消費再増税の延期・追加景気対策などが、日本の景気回復に寄与すると予想している。

(3) 1万7000円台の値固め

 10月以降の景気回復力は決して強くない。消費は10月以降も低迷が続いている。輸出の増加も鈍いままだ。景気回復が力強さを増すには、年明けまで待たなければならない可能性がある。目先は、1万7000円台のもみ合いになると考えている。

(4)今週の注目

 11月28日(金)に、10月の日本の景気指標が発表になる。10月からの景気回復力の強さをはかることになり、注目される。

  1. 10月の鉱工業生産指数速報
  2. 10月の全国CPI
  3. 10月の有効求人倍率

 過去記事は、キーワード「日本株展望」から読めます。

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