編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

SQLかNoSQLか--転換期を迎えたデータベース技術

Simon Bisson (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル

2014-11-27 06:00

 筆者はこの数週間、SQL陣営とNoSQL陣営のデータベース企業から話を聞いている。各社のデータベースの進歩(とユーザーの利用方法)について話せば話すほど、SQLとNoSQLの隔たりが縮まっていることが明白になった。

 そのことは、最も大規模なデータベースでさえも変化していることに注目するだけで分かる。OracleはインメモリツールでNoSQLのパターンを採用し、Microsoftの「SQL Server」も新しいカラムストアで同じことをしている。大手企業は、新しい用途や新しいデータモデルのサポートを求める顧客の要望を受けて、新規参入企業から学習し、そのやり方を採り入れている。

 処理が必要なデータの量は爆発的に増加し続けているため、使用されるツールも変わらなければならない。大規模なNoSQLシステムはストリーム処理ツールとして、将来のモノのインターネット(Internet of things:IoT)で膨大な数のセンサが生み出すデータの氾濫に、効果的に対応できるかもしれない。しかし、クラウド上のどこかにある回転数の遅いディスクに保存された何テラバイトもの過去データを扱うときは、どうすればいいのか。NoSQLはSQLの手法を採用することで、これらの新しいシナリオをより多くサポートできるようになる。同じことがSQLにも当てはまる。

 これからの世界では、使っているのがSQLなのか、NoSQLなのか、ほかの技術なのかは重要でなくなる。重要なのは、自社の用途やアプリケーションに最適なデータベースエンジンを使うことだ。それが意味するのは、本番環境への移行前に少し時間を費やしてツールを評価することかもしれないし、選んだデータベースで異なる機能セットを使うことかもしれない。どちらも正しい答えではないが、それよりも重要なことは、どちらも間違った答えではないということだ。

 実際のところ、大半のユーザーが求めているのは、自社のデータを保存し、そのコンテンツに関して基本的なクエリを実行して必要な情報を検索する場所だけだ。アクセスさえ可能であれば、そのデータの形式は何でもいい。このスモールデータの世界は、ビッグデータの原動力である巨大データベースの対極に位置するものだ。スモールデータはデータ自体に価値があるのに対し、ビッグデータではデータが教えてくれることに価値がある。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]