オンラインよりも現実世界での経験を--デジタルネイティブ世代に贈る言葉 - (page 2)

Charlie Osborne (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2015-01-02 08:00

 言いたいことがもう1つある。電子メールの送信やFecebookへのメッセージ投稿、釣りツイートによる嫌がらせは、対面での嫌がらせよりも簡単に行えるのだ。残念ながらオンラインでのいじめはすぐに根絶できないだろう。また、発信者の特定は不可能ではないにしても、普通の人間にとっては簡単な話ではない。このため、英国人気質を語る際に使われる「stiff upper lip」(上唇をこわばらせる、つまり平静を保つこと)を体現してほしい。両親に報告し、発信者をブロックするなど、打てる手はすべて打ってほしい。ただ、こうしたメッセージは仮想世界の亡霊が送信したものであるという点を忘れないようにするとともに、その発信者が現実世界で同じ攻撃を仕掛けてくるかどうかを考えてほしい。インターネットはリソースやコミュニティー、情報にあふれた素晴らしい発明だ。しかし、人間の持つ最悪の部分ももたらし、あなたのような学生をいじめによって自殺に追い込みさえもする。何かが起こった場合、周囲にその事態を知らせるのはあなた自身の仕事なのだ。

 仕返しをしてはいけない。それは問題をエスカレートさせるだけだ。いじめる側は単に注意を引くためだけにオンラインでいじめているのかもしれない。彼らは他にやることがないか、単に悪意のある生物でしかない。気にとめないようにし、可能であればまったく無視するようにしてほしい。

 インターネットによって良好な関係を作り出せるようにもなる。しかし、こういった広大なソーシャルネットワークにいつでもアクセスできるようになっていることで、仮想世界に没入し、実世界に注意を払わないようになってしまいがちになる。私は、授業中にスマートフォンの電源を切るようにと指示した際の生徒たちの驚きの表情を見てきている。教師として言わせてもらえば、私たちは授業中に鳴る着信音や通知音、堂々と自らの膝元をのぞき込む行為について頭に来ているのだ。学校で教えることをたった1つに絞り込めと言われたのであれば、それはソーシャルスキルになる。あなたたちは教師の方を向いていなければならない。効率的にコミュニケーションできなければ、学習などできないはずだ。

 あなたがFacebookを1時間チェックしなかったからといって世界が崩壊するわけではないが、教師の言葉に耳を傾けない限り、テストには受からないだろう。

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