もう1点、雇用者の立場から言わせてもらえば、コンピュータ科学の成績が学年でトップだったとしても、採用面接の際に堂々とした態度で相手の目を見ながら握手できなければ採用されないだろう。
アイコンタクトは重要だ。ディナーの席でスマートフォンに没頭する人ほど私の目に失礼に映るものはない。目は心の窓という名言があるが、実は目はそれ以上のものなのだ。ウェブは人とのつながりを作る上で素晴らしい場所かもしれないが、私たちはアバターではない。この世界でやっていくためにソーシャルスキルを身に付ける必要がある。誰かを実際に目で見ることで大きな違いが生み出される。インターネットではごまかせても、将来の雇用主になるかもしれない人と同じ部屋にいる時には、実際にフレンドリーかつ近づきやすい人間でないといけないのだ。彼らにほほえみかけてほしい。
また、自らのアカウントは慎重に取り扱い、セキュアな状態に保ってほしい。私は自分のアカウントを乗っ取られた時のことを覚えている。疑いを知らない10歳の私は、デジタルペットサイト「Neopets」のサイトに入り浸っていた。友だちは割と簡単に作れ、そういった人たちとの話のなかで、相手に個人情報を与えてしまったのだ。その個人情報とは父親の名前だった。私は、それを秘密の質問に設定していたのを忘れていたのだった。このような無知の結果、自らのアカウントから閉め出され、ものすごく大きな痛手を被った。
今でも、あなたの電子メールアカウントは銀行口座とつながっているかもしれない。その口座の残高は今のところ少ないかもしれないが、いつかの日にか、生活に密着しているこれらの窓にきっちり鍵をかけておくことの重要性を理解するはずだ。
最後になるが、携帯電話の電源を切ってほしい。最新型の光り輝くガジェットを持ち、Facebookにアクセスし、最高のカップケーキの写真をInstagramに投稿するのも重要だというのは分かっているが、たまにはそういったものごとから心を切り離してほしい。あなたが生きていく世界は今後、スイッチを切るのがどんどん難しくなっていくのだ。このため、スイッチを切る機会があるうちに、それを実行してほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。