社内コミュニケーションから測る人材マネジメント
IBSでは最近、社内コミュニケーション分野への取り組みを強めているという。
「業務は主にプロジェクト単位ですし、規模が大きくなると、社内で会ったことのない人も増えてきます。そこで今ではMicrosoftの“yammer”や、自社開発の“HITO-Talent”を活用して社内コミュニケーションの活性化を図っているところです。例えば1対Nなら、社長のわたしが社員全員に対してつぶやくとか、またN対Nで任意のグループを作って自己研鑽などに使う、といった使い方をしています。また、若手育成の際のアドバイスやフィードバックをログとして記録し、そこから分析などもしています。たぶん私が一番書き込んでいます。ほとんどのコメントに返信していますので(笑)」(長井氏)
今後の課題として、長井氏は3つの項目を挙げた。
「1つは、離れた場所にいる社員のマネジメント。アウトソース事業では社員が客先サイトにいることが多く、接する機会は多くありません。一方で、客先に近いということでもあるので、その利点をどのように生かしていくかも工夫していきます。また、HITOソリューションのプロダクトについては知名度の向上が課題です。そして、エンジニアの人材獲得。業界全体として人材の取り合いになっています。幸い、採用などのノウハウは他社より優れている自信がありますので、会社としての知名度も高め、より多くの人材が集まるようにしていかねばなりません」
入口付近にはバーカウンターも設置した